公開日 2020年12月08日(Tue)
朝の職員会議で生徒主任の先生から話がありました。
派出所のパトロール警察官から連絡があったそうです。
「生徒が駅のトイレの前で座っているので注意をしました。
学校でも指導をお願いします」
してはいけないこと・・・
これは生徒も理解できる。納得できる。
生徒も理解し納得できれば,行動や行為を考えると思います。
・・・今回の注意について
座ることが悪いのでしょうか?
椅子に座りたいけど椅子がない。
だから,座る・・・これが悪いわけではないように思います。
それでは,何が問題か?
それは,「 場 所 」です。
公共の場は,すべての人が使える場所。そこを自分の家の中と同じ感覚で使う人は,迷惑に思う人がいる事を想像して欲しい。
今回の例で言えば,トイレの前や近くで座る行為は,
トイレを使いたい人からすればとても迷惑な行為です。
別にトイレに入るのを邪魔している訳ではない!!
確かに,そうですね。
しかし,使う人から考えれば,事件や悪戯など,ありえない事をいろいろ想像してしまう人もいます。
そんな人は・・勝手に想像すれば・・
身勝手で他を思いやれない人は,
自分のことしか考えられない悲しい人だと思います。
逆に・・
トイレに限らず多くの人が使う施設や公共物を気持ちよく
使えるように気遣えたり配慮ができる人は素敵な人だと思います。
他人の気持ちや考えは,その人の立場になって考える。
「 想 像 す る 」
世の中には価値観が違う人が多いでしょう。
また,そこで生活していく人は
他を思いやるマナーを知っておくと役立ちます。
相手の立場を考え,理解し,尊重できる,
そんな思いやりのある行動や行為のできる人に成長して欲しい。
そして,その行動や行為に共感する人が増えてきたとき,
過ごしやすい社会や環境ができていくのではないでしょうか。
霧島高校生は,まだいろんな意味で変われる
純粋な心(チャンス)を持っています。
もう一度,マナーについて考えてみよう。
自分の行動が周りの人を不快な気持ちにさせていないですか?
自分だけの価値感や基準で,他人を思いやれていない事はないですか?
最後に・・・
このような考える機会を与えてくださった
パトロール警察官に感謝したいと思います。