公開日 2022年12月15日(Thu)
「霧茶テリーヌ」誕生秘話が明らかに・・ついに公開!!
7月に南九州ファミリーマートさんから声をかけていただき、生活科学系列の2年生がフードコーディネーターのコハシヒロミ先生と一緒に霧島茶を使ったスイーツの開発に取り組んできました。
コハシ先生はMBCのかごしま4(よじ)の料理コーナー(火曜日)を担当されていて、本を出したりドラマの料理を監修されたこともあるそうです。
最初は沢山の大人にびっくりして緊張していた生徒たちでしたが、回数を重ねるごとに慣れてきて、初めての商品開発を楽しみながら学習させて頂きました。
【レシピを考える】
鹿児島、宮崎のコンビニで販売するスイーツということで、ただ自分たちが好きなものや食べたい物を作るのではなく、霧島茶を活かせるもの、販売される時期等を考えてテリーヌに決まりました。2年生はフードデザインの授業が始まってまだ日が浅いので、コハシ先生のプロのアドバイスがとても参考になりました。
【試作、試食】
工場で使える材料や工程などを考慮して、実際に作ってきて頂いたものをみんなで試食をしました。
お茶の濃さ、生地の固さや甘さ、クリームの量、食べ飽きないような工夫、見た目などをコハシ先生や南九州ファミリーマートや工場の担当の方のアドバイスを頂きながら、数回にわたり改善を重ねていきました。
【ネーミング】
前回の霧茶チーズケーキから「霧茶」をもらい「霧茶テリーヌ」に決めました。コハシ先生から「愛称があれば」ということで、みんなで考えたのが「ひととき=moment」をフランス語で読んだ「モンモン」です。霧茶テリーヌで素敵なひとときを過ごしてもらいたいという気持ちを込めました。
【パッケージ】
お茶の葉を使ったデザインにしてもらい、色も白緑赤のサンプルの中から売り場で目につきやすく、クリスマスをイメージした赤に決まりました。実際に販売されてみると赤のラベルはぱっと目を引き、大正解でした。
【発売】
11月に入ると、かごしま4やラジオで販売の告知が始まりました。11/22発売日当日は霧島市長の表敬訪問、ファミリーマートはとや牧園店での販売会をさせて頂きました。地元での販売会は皆さんの声を直接聞けるので貴重な体験でした。
TVやラジオに出演したり、CMも流れ、「見たよ!」の報告を照れながら受けています。
<TVやラジオ,CMに出演>
<ファミリーマートはとや牧園店での販売会>
【生徒たちの感想】
- 楽しかった
- 一つの商品に沢山の人が関わっていることがわかった
- 0から何かを作り出すことの難しさを知った
- 霧島茶の良さをみんなに知ってもらえてよかった
- 少し工夫するだけで味がぐっと美味しくなることに驚いた
- TVやラジオがこうやって作られるんだということが少しわかった
【指導担当された宮之脇先生の感想】
本当においしい商品ができたと思います。このテリーヌには生徒の気持ちだけでなく関わった人たち、支えてくれている地元の皆さんの気持ちも込められているのでますます美味しく感じます。
生徒が学んだことは、地元の食材の良さ、みんなが手に取りたくなる商品を作る過程、食べ物に関わる仕事の多さなど色々あります。学んだことをぜひ今後の高校生活、卒業後の食生活や生き方考え方に活かしてもらいたいと思っています。
ここまでコハシ先生をはじめ、製造・販売・取材・広告などたくさんの方にお世話になりました。あと少しで終わりかと思うと寂しいですが、これからも霧島高校をあたたかく見守って頂けるとありがたいです。