公開日 2022年02月24日(Thu)
2月22日。学年末考査最終日。職員研修最終日です。
午後から職員は2回目のコロナウイルス感染予防について職員研修がありました。
COVID-19の現状と展望
ー変化する新型コロナウイルスとどう向き合うかー
講師:
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 微生物学分野 西 順一郎先生
RNAウイルスは変異しやすい。オミクロン株は進化の流れで作られた株。
鹿児島県のコロナウィルスは98%がオミクロン株になっているそうです。
昨年広がったデルタ株と現在感染拡大中のオミクロン株を比較すると・・
- オミクロン株はワクチンの有効性が低下し感染しやすい(デルタ株の1.8倍)が,デルタ株に比べ肺炎の起こりやすさは低い。
(上気道粘膜で増殖,肺では増えにくい)
- デルタ株は潜伏期が1~14日だったが,オミクロン株は1~7日(多くは2~3日)で感染から7日以内に発症する。
- 近距離の空気感染,飛沫感染,接触感染とあり,基本的な感染対策を継続することが大切。
<基本的な感染対策>
- こまめな手洗い
- 人にうつさないためのマスク
(人がいないところではつける必要はない)
- 3密(密集,密閉,密接)を作らない
(混雑を避け,換気を行い,大声を出さない)
- 体調不良のときは登校,出勤しない
- 口腔衛生
- バランスのとれた食事と十分な睡眠
- ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐ
研修後も多くの先生が,個人的に質問をされておりました。感染予防をしていても,感染しているかもしれないオミクロン株です。
今後も基本的な感染対策をしてコロナウイルスと向き合って過ごす日々となりますが,春はそこまで来ています。
皆さん,感染対策をしっかりして「春」を待ちましょう!!
お忙しい中,霧島高校までお出でくださった 西 順一郎 先生。
大変,良い研修となりました。ありがとうございました。