文化芸術系列コース:ゴミアート班

公開日 2020年01月23日(Thu)

今回は,文化芸術系列美術コース(ゴミアート班)の発表を紹介します。

<ゴミアート班>

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(テーマを設定した理由)

文明や経済が発展したことで,人間の暮らしは便利で豊かなものになっている。しかし,その裏側で大量のゴミが発生し,自然や環境悪影響を与えている。私たちが出すゴミがどれだけ悪影響を及ぼしているのか,日常生活の中では想像もつきません。近年,ゴミ問題の中でも海洋投棄のゴミ問題が特に問題になりつつある今日,海に年間少なくとも800万トンものゴミが流れ込んでいると言われています。

そこで私たちは,これらの海洋投棄されたゴミを使い,「鹿児島をアピールするゴミアート」を作製することにしました。

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<さまざまな問題点とその原因>

ペットボトルやビニール袋などの海洋プラスチックが様々な深刻な問題を起こしている。例えばウミガメだが,海に漂うプラスチック製のポリ袋を餌と間違えて飲み込んでしまい腸閉塞などで死んだり,胃の中にプラスチックの破片がとどまり,満腹であると勘違いし,食事を摂らずに餓死してしまうこともある。他にも,クジラやアザラシ,海鳥など200を超える生物がこうしたプラスチックゴミを食べていることが分かっている。また,太陽光の中の紫外線や波で粉々になったマイクロプラスチックがプランクトンに摂取され,それを魚介類が食べ生物濃縮されて人間の体内に入り健康被害や生態系破壊が心配されている。

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マイクロプラスチックは洗顔料や歯磨き粉にも使われ,排水に混ざり海に流れ出ている。下水処理施設を通り抜けるほど細かいものを摂取したプランクトンを最後に口にする人間はこのままではいけない・・・

そこで・・・

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キャプション
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リデュース発生抑制

  • 買い物に行くときエコバックを持っていき,レジ袋をもらわない。
  • 割り箸や使い捨てのスプーンを使わない。
  • 食べ物を残さない。
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リユース再利用

  • サイズが合わなくて着られなくなった服や使わなくなった家具など,別の人に譲る。
  • 壊れたものを修理して使い続ける。
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リサイクル再生利用

  • 古新聞を回収してトイレットペーパーに作り変える。
  • 不要になった携帯電話やパソコンから貴重な金属を取り出して,また別の製品を作る。

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<実際の現物>

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『「鹿児島の観光」について調べよう,考えよう,発信しよう』のテーマをもとに考え,鹿児島の「桜島」を表現したいというところから,海洋ゴミ問題に着目し,自分たちの直面している課題「環境問題」を捉え,取り組むべき解決方法の提案,そして,そこからゴミアートを作ろうと展開していった二人の発表者に感心させられました。とても良い発表だったと思います。

次回はいよいよ総合学科発表会,最後の紹介になります。

「文化芸術系列音楽コース」。こうご期待!!