公開日 2019年09月05日(Thu)
9月4日6時間目に「ハンセン病問題啓発講演会」がありました。内容は「偏見,差別のない社会を願って」と題し,星塚敬愛園の上野正子さんを講師に招き,実体験された生の声を直接,お話しになってくださいました。沖縄で生まれ,ハンセン病と診断,隔離され想像を絶するつらい体験,偏見そして差別を受け,生きてこられた半生を語られました。
私たちは,「知らなかった」情報をいろんな形で知ろうとし,「間違った情報」を信じ,思い込み生活してしまうことがあります。それが時として,人を傷つけ,信頼関係を壊し,生活環境を変えていきます。知らなかったことに,ねじ曲げられ間違った情報を信じてしまうことから偏見や差別が生まれる。だからこそ「正しいことを知ろうとする」ことが,偏見や差別をなくする第一歩だと気づかされました。また,「無関心」や「知ろうとしないこと」が,同じ過ちを繰り返す引き金になることもあるのかな?と感じました。「真実を知る」そこから「何を感じ,自分たちはこれをどのように伝えていくか?」霧島高校の生徒・職員の心に響いた上野正子先生の講演だったと思います。本当にありがとうございました。また,近くに来られた際にはお立ち寄りください。