公開日 2019年07月16日(Tue)
本校総合学科3年生では総合的な学習の時間に,統一のテーマを設け,各系列の特色を生かした調査研究や製作等の活動を行っています。
今年のテーマは
【「鹿児島の観光」について調べよう,考えよう,発信しよう! 】
このテーマに基づき,生活科学系列(商品開発班)では,商品開発に取り組んでいます。今年の食材は「イモ」(さつまいも,サトイモ)。特に,サトイモ(親芋)は本系列が28年度から商品開発に取り組んでおり,今年こそは商品化したいと考えています。
今日はその一環として,鹿児島県農業開発総合センター 園芸作物部野菜研究室 研究専門員 池澤 和広 先生を講師にお招きし,サトイモについて学習しました。これまでも農業開発総合センターの皆様には,科学的検証や技術指導等でお世話になっているのですが,生徒に対する講義は今回が初めてです。
全国および鹿児島県におけるサトイモ生産の現状,湛水サトイモの基本技術,サトイモ加工品の取り組み状況 などについて,スライドや実物を用いながら,とてもわかりやすく教えていただきました。また,すでに商品化されたものの試食をさせていただき,サトイモ班だけではなくさつまいも班の生徒たちにとっても新しい商品を考える上で大変参考になったようです。
今日の講義をとおして,生徒たちは作物そのものについての理解を深めることや既存の商品を知ることが,よりよい商品をつくることにつながるということを再認識できました。
最後に池澤先生から「君たちの商品開発を応援してくれる企業や人はたくさんいる!」と力強いお言葉をいただき,生徒はますますやる気が出たようです。
今後も農業開発総合センターの皆様に指導助言をいただきながら,商品開発をすすめていきたいと思っております。講師を務めてくださった池澤先生,ありがとうございました。