総合学科発表会(生活科学系列 被服班)

公開日 2021年01月20日(Wed)

最後の総合学科発表会を務めるのは

生活科学系列 被服班」です。

それでは紹介します。

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今年度の被服班は,昨年,先輩方が使っていた大島紬を引き継ぎ,私たちの考えた染め物と合わせて作品を作り,被服の面から霧島をPRすることにしました。

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食物班が里芋を使って霧島をPRするということだったので,そこで出た

「里芋の皮を利用して染め物はできないか?」と考えました。

調べてみると,里芋の皮を煮ると綺麗な色が出て,

染め物にも使えることが分かりました。

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ここで1年間の流れを説明します。

  • 6月 大島紬を使った小物のデザインを考えました。大島紬は高価なイメージがあったので,少ない量で効果的なデザインを考えました。
  • 7月 里芋の皮を利用した染め物について調べ,さらにどのように大島紬と組み合わせるかを考えました。
  • 9月 白い布と染色しやすい羊毛を使って染め物を始めました。
  • 10月 里芋染めと大島紬とのコラボを考えました。最終的に何を作るか決定しました。
  • 11月 里芋の皮だけではなくローズマリーやコーヒー,クローバー,ツツジなどを使って染めました。媒染液(色止め)として霧島の温泉水を使うことで霧島のPRに繋がると考えました。ローズマリーは綺麗に染まりましたが,クローバーとツツジは上手く染まりませんでした。
  • 11月後半~12月 牧園のふもとの駅で配布する小物製作を始めました。
  • 12月20日 ふもとの駅で販売したねったぼと一緒に完成した小物を配布してもらいました。

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里芋染めの工程を説明します。

まず,羊毛と布を1グラムずつ,それぞれ濡らして用意します。羊毛はタンパク質を含むので,布よりもしっかり染まります。

  1. 里芋の皮を煮出します。
  2. 沸騰したところに布と羊毛を入れ20分煮ます。色の付き方がムラにならないよう時々動かします。
  3. 流水でよくすすぎます。
  4. 媒染液(色止め)となるミョウバンや銅を用意し時々動かしながら2時間以上浸します。媒染液に長くつけた方が色のつき具合が良いようでした。
  5. 最後に,流水で洗い日陰で乾かして完成です。

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里芋の皮は銅を媒染液に使い,ローズマリーは霧島ホテルから頂いたミョウバンを含んでいる温泉水を媒染液に使って染めました。

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次に染めた布や大島紬「何を作るか?」を考えました。

「どのようなデザインだったら,大量生産できるか?」

「誰でも簡単に作ることができるか?」

などを念頭に置きながら考えました。

リボンの形にしてみたり,羊毛フェルトの飾りも試作してみましたが,1つ作り上げるのに時間がかかるので,最終的に飾りのついたヘアゴムに決定しました。

ヘアゴムを創る際に,使った材料は・・・

  • 里芋やローズマリーで霧島色に染めた布
  • 大島紬
  • 授業で使ったときに出た残り布
  • くるみボタンの大と小

色々な布を使うことで,明るくかわいいデザインができました。

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ヘアゴムは花の部分を手縫いで一個一個作ります。里芋で染めた布を使い花を作るとき,染めた布の端がほつれやすく,糸も絡まり大変でした。

出来上がった花の中心に,大島紬のくるみボタンをつけ,ヘアゴムに縫い付けます。この作業もバランスを見ながら丁寧に付けるので時間がかかりました。

ヘアゴムは。もらった人が残念な気持ちにならないように,

「丁寧に作らなければいけない」

という思いが私たち被服班にあったので,出来上がったものを再度点検して,やり直すこともありました。

霧島ふもとの駅で配布してもらいました。

受け取った来場者の皆さんが喜んで持ち帰ってくださり,

丁寧に仕上げて良かったと思いました。

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小物に辿り着くまでに染め物をしたり,デザインを考えたり,

とても時間がかかりました。

しかし,最終的には生活科学系列で学んだ事を生かして,

可愛いデザインの小物を作り上げることができ達成感を感じました。

里芋や霧島の温泉水を利用したことで霧島をPRできたと思います。

ヘアゴムは2月のおもてなしでも配布する予定なので,観光客の皆さんに喜んでもらえるよう,また心を込めて作りたいと思います。

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夏休みのおもてなし実習では,マスク,きんちゃく,シュシュなどをはやとの風のお土産に準備しました。

9月のおもてなしでは,はやとの風のしおりを作成しました。このしおりは写真をもとに図案を作り,色画用紙で作りましたが,とても細かい作業で大変でした。生活科学系列の2年生や3年生の人文科学系列,文化芸術系列にも手伝ってもらい,70枚のしおりを渡すことができました。

今年度はいつも通りのおもてなしができず,どのような形で喜んでもらえるか悩みましたが,心を込めてお土産を作ることで,私たちの気持ちが観光客の皆さんに伝えられたのではないかと思います。

生活科学系列で学んだ知識や技術だけでなく,おもてなしの気持ちも卒業後の生活に生かしていきたいと思います。

 

以上で3年生の総合学科発表会の報告を終わります。